top of page
執筆者の写真尾関浩行

秋の散歩道

秋は散歩にぴったりの季節ですね。夕日が沈み、澄んだ夕空を見つめていると、懐かしい思い出と調和して、心地良い感情が湧いてきます。 私は散歩中に、ふと考えたことがありました。それは、前向きな思考やプラス思考の本質とは一体何なのか、ということです。

今日は、このテーマについて詳しく探求してみたいと思います。

私は、前向きな思考とは、「もう一度やってみたいこと」を複数思い出し、その断片的な記憶を連結させ、蘇ってきた当時のプラスの感情を強く意識しながら、広い視野でいま直面している事象を見ていくことであると捉えています。

一方で、嫌なことが起きたときに、起こった事象に対して、なるべく良い側面を探し出し、そこに着目して考えるという思考技術もありますが、これは前向きな思考を促進するための補完的な手段に過ぎず、実際には、嫌なことやネガティブな出来事が起きると、やはり不快な気分や沈んだ気持ちが持続的に生じるというのが実際のところです。しかしながら、こういった感情の動きは、自然の摂理であるため、無理にコントロールしようとする必要はないと私は考えます。そもそも喜怒哀楽という感情は、私たち人間に備わった不変のメカニズムであり、人生のアクティビティを高める極めて重要な要素ともいえるからです。

そこで、私は次のアプローチを提案します。

嫌なことがあった場合、自分の過去の記憶から「もう一度やってみたい」という出来事を探索しながらピックアップし、それに付随する思考の対象を広く持つという考え方です。そうすることで、心地よい思考が自然と優先され、自分自身の内なる生命力というものをリアルに感じることができます。

将来、テクノロジーの進歩により私たちの環境は大きく変わるでしょう。しかし、感情や個人の感情特性といった人間の本質的な部分の重要性は、むしろ増大すると考えられます。テクノロジーの進歩は物理的な便益をもたらすかもしれませんが、感情とは比例しません。感情は非常に複雑で、便益とは別の次元に存在します。これからの時代は、感情の重要性を理解し、単に物質的な価値観に囚われず、各人がどのように自己の感情と上手く向き合いながら生きていくかという事が、限られた人生の中で極めて大きな比重を占めていくと思います。まさに感情の時代といえるでしょう。

また、タロット占いはこのアプローチをサポートする非常に優れたツールとして活用できます。タロットカードは潜在的な思考や感情を明確化し、それに基づいてより良い感情を優先しながら物事を見ていく事や、時には現実的な行動計画を立てるのにも大変役立つものです。

皆様、今一度、タロットカードの魅力を知ってみて、自分の前向きな思考と感情を探求してみてはいかがでしょうか?


紅葉
11月5日








bottom of page